mamanmiyuki
の
小部屋
「mamanmiyukiタロット」制作日記
こんな画材でタロットは描かれています
「女教皇」の彩色の様子
剣の女王の彩色の途中の様子
この机でタロットは生まれました
(タロットの原画の鉛筆画とカードとを比較しながらご紹介しています。)
こちらは、2012年12月28日に「タロットを作ろう!」と決心してから完成までの日々の様子をブログに書いた中から抜粋したものです。省略している部分もありますので、全文お読みになりたい方はブログ「mamanmiyuki' diary」をご覧ください。
2012年12月31日 (月)
もうすぐ今年も終わり、新しい年がやってきます。普通なら、年の初めに「今年の抱負は・・・」とか「今年の目標は・・・」とかいう話をするものなのでしょうが、私の場合、いつも「思い立ったら吉日!」っていうタイプなので、だいたいいつも急に、「○○をしよう!」とやり始めるんですよね(*´v゚*)ゞ。
・・・ということで先日、久しぶりに急な思いつきで、これからやることを決めちゃいました。それはちょうどこないだ満月の日の朝でした。満月は夜だったので、その少し前ってことになりますね。
その思いつきというのは、「タロットカード作りを始めよう!」ということなんですね。実は前々から、もっとちっちゃいミニサイズのお気に入りのカードをいつも持ち歩きたいっていう希望があったんです。今お気に入りのニコラ・コンヴェル版はミニサイズがなく、小さいバッグに入れて持ち歩くにはちょっと大きいんですよね。でも市販のミニサイズのカードでこれっていうお気に入りがなく・・・。結局、売り物のカードはどれも一長一短で・・・という話をするたびに、旦那から、「自分で作るしかないでしょ」と言われてたんですね。確かに、パワーストーンのアクセサリーも、結局お気に入りのをつけたくて自分で作り始めたわけなんで、同じことなんですけど、でも、タロットカード作りとなると、そうそう簡単にはいきませんよね。だって、78枚もあるんだし、作るとなると、しっかり納得いくものを作りたいし・・・そしたら、ちょっとやそっとの時間ではとても完成させられないですから。ちょっと考えただけでも「う~ん、気が遠くなるほど面倒だ・・・(´・ω・`)」と、「それはま~、いつか・・・」な~んてあんまり考えないようにしてたんです。
・・・が、タロットの会で使おうと、いろんなカードを比べられるように自分のコレクションの中からコピーしたりして眺めてても、やっぱり、「あ~このカードが、もうちょっとこんなふうだったら・・・」とかついつい考えちゃうんですよ。で、急に「やっぱり作ろう!」って決心しちゃったんですよねぇ(*^.^*)。だいたいもう自分の年もいいおばさんなわけなんで、早く始めないと作り終わらないうちにさよならってことにもなりかねないなと(^^)。いつかは・・・なんて言ってても、始めなきゃ出来上らないんだものって気がしてきて。で、決めたらもうすっかり頭の中は、こんなふうな裏のデザインにしようとか、大きさはこのくらいで・・・とか、ラフまで描き始めてしまい、「あ~もっと時間が欲しい」って気分です。細かいところはいろいろ調べないと・・・とかとも思ってましたが、それより、自分のイメージに一番ぴったりくる絵柄にしていくのがいいのかもしれないって気がしてきました。私の場合、やり始めたら、ぐずぐずしてるのは性分に合わないので、旦那は「10年くらいはかかるだろう」なんて言ってたけど、きっと1年以内にやっちゃうんだろうなぁって気がしてます。だから、このことは、来年の目標ということになりそうですね。そんなわけで、これから当分のあいだ、絵描きモードになることでしょう。
そうはいっても、今は冬休みで、これから年末年始が控えてるわけで、その作業に費やせる時間はあまりないんですが、もうイメージの世界では、その後どんどんいろんなことが出来上っていってて、すっかり心はそっち側って感じです(^^)。まっ、好きなんだからしょうがないですね。
いいものが出来たら、みなさんにお披露目できる日が来るかな~と思いつつ、計画は進行中です。
2013年1月 8日 (火)
さて、今年も仕事を開始したわけなんですが、今取り組んでるのは、タロットカード作りのための試作。どのくらいの大きさでとか、どの画材で、とかってことをあれこれ試してるとこなんですね。大きさはすぐに決まったんですが、画材選びで時間がかかってます。
自分の頭の中ではもともと、線を描くのをカラーインクでペン描きにして色は水彩絵の具で塗ろうなんて思ってたんですが、いくつか持ってるカラーインクのうち、耐水性じゃないものもあるのが判明。耐水性のものも紙の種類によっては特にGペンなんかで描くとにじんだりするし、そうかといってマンガ用の油性ペンだとやっぱり線に味がないよな~とか・・・。それに色をつけるのも、最初は透明水彩の絵の具を使おうと思ってたんですが、線描きとの兼ね合いで、薄い紙を使うならいっそ水彩はやめてパステルにしてみようかとか、そうしたらどんな紙でもしわしわにならないし・・・とか思ったり。パステルは一番好きな画材なんですが、細かいとこに塗るには綿棒とかつまようじを駆使しないとなかなかきびしいですからね。・・・というのも、紙がここらで買おうと思ったらあんまり種類がないんですよね~。最初はケント紙のきなり色の紙があったらそれがいいななんて思ってたんですが、画材やさんに行ってみたら普通の真っ白なケント紙しかなく・・・。上質紙だと厚手といってもやっぱり水張りしたとしても水彩絵の具を使ったらしわしわしちゃうしなぁと。で、紙の種類だとか、インクの色や種類とかをあれこれ試して組み合わせてるとこなわけで。それもカード用の絵はとっても細かい作業で、おかげですっかり首がこっちゃいました(*^m^)。それでも楽しい試行錯誤の時間ではあるんですけどね・・・。なんといっても自分のお気に入りの絵でカードが作れるわけですから。でも、あーだこーだとやってるとすぐに時間が経ってしまい、旦那が話しかけてくるから「何~?」としぶしぶ返事をすると、「昼飯の時間なんだけど・・・」とか(^^)。もともと、日々の主婦の仕事以外にも、そろそろ確定申告に向けて帳簿のまとめにも取り掛からなきゃならない時期だし、「あ~もっと時間が欲しい!」って気分です。でも、これは最初っから予想されてたことなんで、なんとか時間をやりくりして捻出しながらやっていくしかないですね~。頑張っていきましょ~。
とりあえず、紙やインクなんかは、都会の画材やさんやネットで探せばもうちょっとちょうどいいものが見つかる可能性もありますからね。試作をしつつ探してみようと思ってます。それとパステルが細かいとこにきれいに色づけできるかどうかってこともあるし・・・。
なにはともあれ忙しい1年になりそうです。
2013年1月15日 (火)
・・・そんなわけで、なかなかおちついて仕事ってわけにもいかない感じではありますが、今日はちょっと通販でインクを注文したりしたので、これから少しあれこれまた、タロットカードのことをやりたいと思ってます。気になるからなんだかんだで、ず~っと、ついつい気づけば「こうしようかな、それとも・・・」なんてあれこれ案を練り始めちゃうんですよね~。まぁこれは、もうしかたないですね。
2013年1月21日 (月)
・・・メールをチェックしたらうれしい知らせが!
今、タロットカード作りにとりかかってるっていう話はたびたびしてますが、その参考にといろんな資料を調べていたら、私のお気に入りのマルセイユタロットのニコラ・コンヴェル版よりさらに古い、マルセイユタロットの初期のものが限定販売されているのを知って注文してたんですね。そしたら、そこから、在庫ありってことで連絡がきてたんですよ~ヽ(´▽`)/。わ~い、わ~い。
注文したあと、自動の返信メールはきたものの正式な受付メールが着てなかったので、在庫切れとかじゃありませんように・・・と、ちょっとどきどき待ってたんですよね。あ~、良かった。
このタロット、原画は大英博物館にしかないらしいんですが、それをもとに印刷して出版されたものが最近になって復刻されてたらしく、なんてグッドなタイミング!ってことで注文してたものだったんです。なんたって人物の顔がきれいなんですよね。しかも、首や肩、服のラインやしわの入り方なんかも自然で、色もあちこち違ってるんです。たとえば、土だと思ってた部分が水の色になってて湿地か川になってたりして、あ~やっぱりそうだったのか!っていう感じなんです。全部のカードを見てみたいな~なんて思ってたら、手に入りそうなのでわくわくです。次回のタロットの会に間に合えば、せっかくの機会なので、参加者の皆さんにもお見せしたいと思ってます。
2013年1月23日 (水)
「だ~っっっ!疲れた・・・」とつぶやきながら、今日も私は、ちまちまとした作業をやっています。
何をしているのかといえば、今年に入ってから取り掛かり始めた、タロットカード作りですね。こないだまでは、ず~っと「あ~でもない、こ~でもない」と、いろんな画材や紙を試して何枚も何枚もおんなじような絵を描き続ける毎日でしたが、そろそろ使うペンやインク、絵の具なんかもだいたい決まってきました。
それと、先日頼んでた、初期のマルセイユタロットのカード、ピエール・マドニエ版も昨日無事手元に届いて、夜は枕の下に入れて寝たりと準備もばっちり!これでようやく資料もそろって本格的な絵柄の決定に入れる運びとなったんですね。
そういうことで、今日は都内で仕事の旦那を駅まで送って、いよいよ作業開始です。
・・・といっても、専用のアトリエなどはありませんから、こうしてリビングのテーブルの上にどわ~っと道具を広げてやるんですね。
しかも、ストーブの上では、今日の晩ごはんのおでんのための鶏がらスープがぐつぐついっていて、部屋にはそのおいしそうな匂いがぽわ~んと広がってます。アロマオイルなんかじゃないとこが、いかにも我が家らしいというか・・・(*´v゚*)ゞ。
そんなわけで、タロットカードや画材がどっさり置かれたテーブルの上で、すっごく細か~い作業です。
今日描き始めたのはまだラフの状態なので、鉛筆描きしたとこに線がわかりやすいように色鉛筆で薄~く色をつけてみました。
アップで見ると、こんな感じ。
サイズがすごく小さいので、鉛筆もカッターでしょっちゅう先をとがらせないとつぶれちゃいます。最終的には丸ペンとカラーインクで仕上げるつもりなので、その時はちゃんと細い線は描けますが・・・。
絵柄もいろいろ試してみましたが、あんまり自分のタッチが強すぎると、マルセイユタロットの独特の雰囲気が壊れちゃって、なんだか占いには使いにくいな~って感じになっちゃうし、なかなか難しいところです。
ということで、毎日、毎日、あ~だこ~だと、タロットのことばかりやってるうちにあっという間に日が暮れて・・・の繰り返しですが、なんていっても楽しいんですよね。肩はめちゃめちゃこってますけど(;;;´Д`)ゝ。早く完成品を使える日が来るといいな~(゚▽゚*)。
2013年1月30日 (水)
先日、またタロットの会があり、都内に出かけてきました。
今回は朝10:00からということで、家を7:00ころには出発したんですが、この日はなんだかんだと電車が遅れていて、途中の市川駅の手前で30分以上も電車が線路上で待機状態になってず~っと車内で待ったり・・・と大変な旅となりました。余裕を持って出ていたので、現地には数分の遅れで到着できて、やれやれ・・・だったんですが、乗換の駅では、荷物を抱えてダッシュしまくりだったので、すっかり体中が筋肉痛でした。・・・まぁこれは、日ごろの運動不足のせいでもあるんですけどr(^ω^*)))。
年明けして久々の都内でのお仕事でもあるし、今回の会議室は初めて行くところなので、「写真撮ってきてブログやホームページにも載せようっと。」なんて思ってたんですが、朝からばたばたしたせいで、すっかりそのことは忘れて会は進行してしまい、気付いた時には、もう後片付けして会議室を退出する時間になってました。そんなわけで、また写真は撮れず・・・(ノ_-。)。まっ、しかたないですね。お茶会の最中もず~っとしゃべってるもんだから、お菓子も手つかずでお持ち帰りでしたし・・・。
そんなわけで、この日みなさんにお見せしようと持って行った、新しく仲間入りした「ピエール・マドニエ版マルセイユタロット」は今日、家で撮影したので、それをちょこっとご紹介しましょう。
こちらが、そのカードですね。
こんなふうに、当時のパッケージもそのままに再現した復刻版なんだそうで、お菓子の箱みたいにかぶせ式の箱に入ってます。
カードを包んでる紙にも綺麗な柄が印刷されていて、ぱっと見はほんとにお菓子みたいです。3000限定販売のうちの1パックなので、「558」というシリアルナンバーが入ってます。
中のカードを包み紙から出すとこんな感じ。
カードの紙質も当時のままに再現されてるので、2枚の紙を張り合わせてる感じですごく厚みがあります。角も丸くなってたりしてなくて、素朴な雰囲気です。色ははみ出してたりとかしてますが、輪郭の線にはとても味があり顔の表情もすごくいいです。
1709年に作られた古いカードなので、私が今愛用しているニコラ・コンヴェル版とも少し違う部分もあったりして興味深いんですよ。
ちょっと細かいとこが見にくいので、アップで撮ったのが、こちら。
人物の表情とかの雰囲気がわかるでしょうか?
このカードを見て、私が「やっぱり」って思ったのは、特に一番左の愚者のカードの足元の部分です。
他のマルセイユタロットでは、愚者の足元はたいてい湿地みたいな感じになってて全部水色の地面だったり、ライダー版なんかでは、普通の茶色い土だったりしてるんですが、この「ピエール・マドニエ版」では小さい小川をまたいでるみたいになってるんですよ。その詳しい解釈などについては、タロットの会などでお話したりしてますが、とにかく、こんなふうに細かいところがちょこちょこと違いがあったりして「なるほど!そうだったのか」と思う部分があるんですね。
タロットの会では、こんな機会はなかなかないんだしってことで、実際にみなさんにも手にとってじっくりみてもらって、なんだかんだと盛り上がりました。それと、今私が取り組んでる、タロットカード作りの途中経過などもお見せして感想も聞かせてもらいました。
・・・月1回の不定期開催のタロットの会ですが、都内に行くついでということもあり、ほかにも個人的に受講していただいてるタロットの会の方とも会ってお話もしたり、帰りには、画材やさんにも寄っていろいろ紙とか絵の具とかも買ってきました。やっぱり、都会のお店だと種類も豊富で助かりますよね。お陰で、欲しかったものも無事ゲットでき、大満足の一日となりました。これらを使ってまた、制作に励みたいと思ってます。
2013年2月 2日 (土)
マンガやアニメの作画の時によく使われる、トレース台っていうのがあるんですが、今まで何度も「欲しいな~」と思う機会がありながら、ず~っと、「高いし、あるもので何とかなるし・・・」なんて言いながら過ごしてきました。
ですが、タロットカード作りで、下書きを描いたりそれを別の紙に写し取ったりっていう作業をしてたら、やっぱり不便なんですよね。遠い昔、高校生の頃も、マン研でアニメ作ってる時にも、食器棚のガラス戸を椅子と椅子かなんかに橋渡ししてその下から電気スタンドで照らして、なんとかしのいだりしてたので、つい先日もまた、戸棚の扉のガラス戸のしたから懐中電灯で照らしてトレースしたりしてたんですが、やっぱり力を入れ過ぎると「ガタン!」なんて動いちゃったりしてとってもやりづらい感じだったんですね。かといって天気のいい日に部屋の窓ガラスに貼ってやってみても、ずっと横向きで描くのはとっても無理だし・・・。
それで、「やっぱり欲しいな~、いくら位するのかな・・・。5,000円くらいだったら買っちゃおうかな・・・」」と急に思い立って、ネットで調べてみると、以前にマン研にあったような箱型のよりちっちゃいサイズ(A5くらいの大きさ)ので6,500円ほどのが見つかりました。
ほかのA4サイズ以上のだとやっぱり1万円以上はしていて高いのになると2万近いのがほとんどで、でも私が使うにはちっちゃいので充分だしってことで、これがいいかなぁなどとしばし眺めて・・・(*^-^)。
すると、「プルル、プルル・・・」と携帯にメールが。見ると出先の旦那からで、私の作ったタロットのクロスを気に入って購入していただいたとのこと。しかも、タロットの会の補講も受けたいとのお申し出があったそうで、「う~ん、これは、買っていいってことかも^^」と背中を押された気分になり、注文することに。そしたら、なんと、また、こないだのピエール・マドニエ版のタロットの時みたいに、在庫が最後の1個だったんですよ~。「まるで、私のために残してくれてたみたいだわ♡」と勝手に気を良くして(^^)、注文を確定し、さっそく代金も振り込みました。すると、業者さんも速やかに発送してくれたようで(ありがとうございます)、あっという間に届いたんですね。
そして、ついに今日届いたのが、こちら。
昔のと違って、LEDライトで照らすようになってる、ミニサイズのトレース台です。
色がピンクなのは、別に選んだわけじゃなく、もうこれしかなかったんですが、色もいい感じです。
ACアダプターもついてます。
昔見たのは、おっきな箱型っていう感じだったのに、上から見ると、こ~んなに薄いんですよ。
蛍光灯が内蔵だったのが、今じゃ、LEDですからこんなに薄くすることが可能になったんでしょうか。技術の進歩ってすごい!ですよね。
もう、大感激、うれしすぎっ!
使うときは、こんなふうに電気がつきます。
電気のついてる面の大きさがA5サイズくらいですから、私の描くタロットカードくらいのものなら全然問題なくトレースできますよね。
アニメ用のセルや、マンガの原稿なんかだとちょっとこの大きさでは足りないでしょうが、私にはちょうどいい大きさです。
で、実際乗せてみるとこんな感じ。
ちっちゃいクロッキー帳がちゃ~んとのっかりました。
Bのえんぴつの薄い線でも、乗せた象牙色のケント紙ごしにちゃんと透けて見えてます!すばらしい!これなら、ペン入れもきっとスムーズに進むことでしょう。
これで、作業効率はぐんとアップすること間違いなし!これならカードが完成する日も間近かな???な~んてすっかり気を良くしています。
これも、皆さんやタロットの精たちが応援してくれてるお陰なのかもしれないかなぁと、しみじみ思ったりする今日このごろです。ちっちゃくてかわいいマルセイユタロットをバッグに入れて持ち歩ける日が早く来るように、これから頑張りたいと思いますヽ(´▽`)/。
2013年2月10日 (日)
・・・あいかわらず、毎日ちょびちょびとタロットカードの制作に取り組む毎日です。今、ラフが「14 節制」まで進んだとこです。ほんとはもっとハイペースで描きたいんですが、あまりに細かい線をひかなきゃならないので、1日に描けるのは1~2枚が限度なんですよね。肩とか背中が痛くなってきちゃうんです。でも、描くのが楽しくて、いろんな発見もあり、すごく充実した毎日です。旦那は「そんなに根を詰めずに・・・」と言うんですが、なんだか早くやらなくちゃってついつい気持ちが先走るというか、タロットの人たちに早くしなさいって言われてるような気分というか・・・。なんとなくなんですが、この制作は、タロットが私を選んだからやることになったんじゃないかって気がするんですね。今、私が絵柄の参考にしてる「ピエール・マドニエ版」は300年も前のカードなわけですが、タロットカードが紙のカードである以上、やっぱりその時代ごとに作り直され続ける必要があって、まるで、伝言ゲームでだんだん言葉が変化してしまうように、タロットカードも作り手が変わることで、少しずつ、オリジナルの雰囲気が損なわれていってしまったんじゃないかな~って気がして。それを、現代の画材や印刷技術を使って再現する役目というのが、今回の私のすることなんじゃないかな~と、ちょっとそんな気分でやってるんです。のんびりしてると、タロットの人たちに「早くやって!」ってせかされる気がしちゃうんですよ。そんなわけで、今日もまたこれから取り組みたいと思います。
2013年2月21日 (木)
・・・三男の勉強机はリビングにあるんですが、いつもびっしり物が載っていてなんとももったいない有様でした。・・・で、近頃、毎日タロットの絵を描いてる私としては、「その机、もらっちゃいたいな」という気分になり、とうとう、当分の間使わせてもらうことになりました。
そして、まるで、ミニアトリエのようになって生まれ変わった勉強机が、こちら。
お陰で、作業の途中で、旦那の昼ごはんを作ったり・・・って時にも、いちいち片づけなくてよくなり、とってもラクラク。
描いてるもの自体がちっちゃいので、これで充分なスペースが確保できるようになりましたヽ(´▽`)/。
手元の様子をアップにするとこんな感じ。
これは、今描いてる途中の大アルカナの最後の「世界」のカードですが、使ってるえんぴつは、カッターで0,1ミリくらいにとがらせてるんですよね。一緒に写ってるミッフィーちゃんの普通の消しゴムと比較するとそのとがり具合が想像できるでしょうか?
・・・で、最近使い始めて、「これはいい!」と感激してるのが、えんぴつのすぐ上にあるペンタイプの消しゴム。断面が長方形になってて、繰り出し式になってるので、ものすご~く細かい部分を消すのにとっても便利なんです。今まで、その上にある、消しゴムをカッターで薄く切り取ったのを使ったりしてたんですが、それだと、ちょっとくにゃくにゃしてて消しにくい感じだったんです。・・・が、この新しい消しゴムは、ちょっと硬くてしっかりしてるので、ほんとにピンポイントでぴしっと消せるんですよ。お陰で細い線を1本だけとか消すのが楽になり、作業効率もアップ!
やっぱ道具って大事ですね~(゚▽゚*)。
・・・ということで、子供の勉強机をゲットし、道具も充実して、ますます、作業にまい進する母なのでありました
(o^-^o)。
2013年3月 2日 (土)
今年の初めから取り組んでるタロットカード作り。毎日、毎日、ちょっとずつではありますが進んでいます。
先日、ようやく大アルカナが終わり、いよいよ56枚の小アルカナのほうに取りかかりました。もともと、このタロット作りは、「小アルカナがもっと綺麗なカードが使いたいっ!」というのが最大の理由だったので、いよいよ本題に入ったって感じなんですね。
数のカードは図形を描くようなものなので、手間はかかりますがそれほど苦労はなく進行してましたが、人物を描いている、いわゆるコートカードにきて、予想通りぱったりと進みが遅くなりました。でも、苦労した末に下描きの一部が出来てきて、感激!
それが、こちら。
左下のえんぴつ描きのがそうです。
ちなみに、まわりにあるのが市販のカード。
みんな杖のキングとクィーンですが、左上が、ニコラ・コンヴェル版、右上がピエール・マドニエ版、右下が、カモワン版のミニサイズのものですね。
表情とか細部の細かいところの描写までちゃんと描き込みたいと思ってたんですが、なんとかここまでこぎつけました。なかなかいい表情の王様と女王様になってるでしょ?私のイメージになるべく近づけたいと頑張りましたが、タロットの人たちも喜んでくれてる感じがします。私もなんだか、とっても嬉しくってヽ(´▽`)/。まだ、このあと、ケント紙にペン描きしてから水彩絵の具で着色という工程があるので、完成はいったいいつのことやら・・・ですが、、とにかくここまでは来たってとこでしょうか。昨日の夕方からは、杖のナイトを描き始めてるとこですが、これもいい感じの表情になってきてます。
次のタロットの会では、参加者のみなさんにまた途中経過をお見せしたいなと思ってますが、このタロット作り、一日中、タロットカードと向き合ってるので、ず~っと瞑想状態のようになってまして、小アルカナを描きだしたら、またいろいろ発見があって、「なるほど!」とか「こういうことだったのか!」ということの連続です。それらの内容は、またタロットの会で随時お話ししていこうと思っています。
2013年3月14日 (木)
タロット作りはあいかわらずぼちぼち進行中で、今、カップの9まできてるとこです。カップのカードは以外と重要なカードなようで、描いてるうちにいろんな発見がありとても興味深い毎日です。で、やっぱり自分のカードができるまではまだ何カ月もかかりそうだし、それまで、占いにもピエール・マドニエ版を使いたいな・・・っていう気持ちが最近どうしても強くなっちゃったので、タロットの会で使うマグネットシートも作りなおそうってことにして、今、ちまちまと作業中です。
2013年3月17日 (日)
あいかわらずタロットカードの制作をしている毎日なんですが、下描きのほうは小アルカナの半分まできて、今、杖、カップと進んで、カップのペイジを描いてるところです。今まで「早く仕上げたい!」って気持ちがすごく強かったんですが、今日はなんだかいつもと違う気分になったんですよね。
小アルカナの人物カードは、杖、カップ、剣、コインの4種類にそれぞれ4人ずつなので合計で16人を描いていくわけなんですが、今そのうちの8人目にとりかかってるわけですね。それが、大アルカナのときもちょっとは感じたことなんですが、特に小アルカナに入ってから、やっと自分の思ってたイメージ通りのカードが出来てきてすっごくうれしい気分だったんです。それは、なんていうか、今まで漠然と「もっとこんな感じの顔で・・・」とか思ってただけだったのが、実際絵を描き始めると、手が勝手に生み出すといったらいいのか、なんだか描いているうちに、「そうそう!こんな感じ!」っていうような、まるで会いたかった人に初めて出会うのようなどきどきする感じなんです。
・・・で、近頃そんな気分に浸りながら、大変だけど楽しい作業をしてたんですが、今日はなんだか急に「あ~もう残り半分なのか・・・」なんて名残り惜しい気分になっちゃったんですよね・・・。すっごく楽しみにしてたことがもうすぐ終わっちゃうさみしさのような、なんか複雑な気分で。
今日描いてたのは、このカード。
カップのペイジですね。
ペイジはカードによって解釈が分かれていて、男性扱いしてるのと、女性扱いしてるのとあるんですが、私はペイジは若い女の子のカードっていうイメージで描いてます。拡大しないと、ちょっと細かいとこは見づらいですが、服もふりふりがついてたり袖が膨らんでたり、ヒールのくつだったりととても女の子っぽいんですよ。
左が描きかけの絵、その隣から順にピエール・マドニエ版、ニコラ・コンヴェル版、カモワン版のマルセイユタロットです。右の2枚はかなり男性っぽく描かれてますよね。
私の絵は女の子っぽい感じに仕上げようと描いてるとこで、まだ途中ですが、イメージ通りな感じになってきてとっても気に入ってます。明日には完成させたいな~と思ってます。
それにしても、こうしてカードを描いてるだけで、なんだかやっとほんとのタロットの人に会った気分になれるというのは、描いてる人だけの特権かもしれません。
2013年4月 5日 (金)
・・・あいかわらずタロット制作の日々なんですが、ついに!2日前に下描きが終わったんですよ~ヽ(´▽`)/。
まだこれから本格的にペン入れと彩色はあるものの、とにかく絵柄は決定したってことで、ようやく一段落ですね。ということで、経理の仕事もすっかりたまってしまってるので、これからは来年の確定申告めざして、毎日ちょっとずつ経理処理もやって、その後、ひたすら絵を描こうと思ってます。
で、おとといの夕方下描きが終わったので、昨日からいよいよインクやペンを出してペン入れに取り掛かったわけなんですが、これがまた簡単にはいかないようなんですね・・・(u_u。)。ケント紙を重ねたらどの程度くっきり透けるかなと気になってたんですが、やっぱり細かい人物の目鼻などをいきなりペンで描くのはちょっと無理があるなっていう状態で。何枚か試し描きしてみましたが、やっぱりなかなか一発で完璧にトレースするのは厳しいな・・・と。・・・ということで、結局、顔などの細かい部分は鉛筆で下描きしてからペン入れすることにして、せっかく、「これでもう鉛筆の作業は終了だ~!」とカッターや削りカスを入れる箱なんかを片づけたのに、またまた再登場です。トレース台の光がもっと明るかったらうまくいくのかもしれないけどな・・・とか思いつつ、また今日の作業で検討したいと思ってます。
2013年4月14日 (日)
今年の始めに開始したタロット・カード作りですが、ようやく下描きが終わり、いよいよペン入れと彩色を始めています。
・・・が、ここからがほんとの本番ですので、「いったいどのくらいかかるかなぁ・・・」と見当もつかないなぁと思いながら取り掛かりました。
まず最初に問題になったのが、トレースの段階で、ケント紙がやっぱり厚手なので、いまいち線がくっきり透けて見えないんですよね・・・。当初は下描きの上にケント紙を重ねてそのままダイレクトにペン入れしていくつもりでした。・・・がやってみたらなかなかうまくいかないんです。で、何度も失敗を繰り返し、このままじゃいったいいつになったら完成するやら・・・と途方にくれてしまいました。で、上質紙ならなんとか線が見えるので、う~んやっぱりこっちにするしかないか・・・と思い始め・・・。ですが、もともとなんでケント紙にしてたかというと、水彩絵の具で彩色すると、薄い紙だと水分でよれよれしちゃうからだったんですね。で、どうしたもんかとしばし検討していました。
そして、考えついたのが、水張りパネルを使う方法です。もともと水張りパネルってのは、ケント紙や画用紙なんかのような厚手の紙の裏を刷毛で水を塗って濡らし、紙のはしっこをホッチキスでバチバチと、その木の面に貼りつけ、乾いてから色を塗るっていう使い方をするもので、私も専門学校時代にずいぶんお世話になりました。で、今回は上質紙なので水張りは無理なんですが、その表面にマスキングテープでぴしっと貼っておいて彩色すれば少しはよれよれになるのを防げるんじゃないか・・・ということなんですね。
その様子がこんな感じ。
この状態で塗ってみたらうまくいくかもってことでやってみたら、やっぱり!きれいにシワシワにならずに塗れました。そんなわけで、問題が解決したので、ケント紙を使うのはやめ、アイボリー色の上質紙を使うことに決定しました。
使ってる画材はこんな感じのものです。
カラーインク・透明水彩と、ペンや筆などです。水入れはココット用の食器を使ってます。
筆は最近になって、都内に出かけたときに、また細くて使いやすそ~うなのを見つけたんですよね。
アップで見るとこんな感じ。
えんぴつの隣に並んでるのがそうです。
えんぴつの左が普通のシャーペンですが、えんぴつもあいかわらずピンピンにとがらせて使ってますけど、それと比べると、「な~んて細い筆なの!」っていうのがわかりますかね~(o^-^o)。
その筆の右のが今まで使ってた筆で、そのまた右がペンですね。ペンは主にGペンと、細かいとこだけ丸ペンを使ってます。
・・・とこれらの道具に助けてもらいながら、またまた毎日ちまちまとカード作りは進行中です。それがまた、一発でOKの時もあるけど、表情が思った感じにならなくて何枚も何枚も描き直すときもあったり・・・となかなか大変で・・・。線がほんのちょっと膨らんだりしただけで違う顔になっちゃったりするんですよ。でも、描いてるうちに、「おっ!この顔だっ!」となる瞬間があって(^^)、その後はもうひたすら失敗しないように祈るような気持ちで描き上げていってます(◎´∀`)ノ。
そんなわけで、まだまだ奮闘の続く日々ですが、意外と下描きのときよりは楽なんですよね。自分の描いたのを写してるわけですから・・・。なので、なんとか今年中には販売までこぎつけたいな~と思ってます。
2013年4月30日 (火)
タロットカード作りは、いよいよ仕上げに入り、今「Ⅹ 運命の輪」と「ⅩⅠ 力」のカードのペン入れが終わったところです。さっき旦那にスキャンしてもらってパソコンに線画を保存し終わったので、午後からはまた、彩色をしたいと思ってます。このペン入れ&彩色ですが、絵柄の決定から下描きまで済んでいるので、ほんとに最後の仕上げって感じで、いよいよタロットの人たちとご対面って感じになり、なんだか嬉しい毎日を過ごしています。・・・が、色をつけてみると、あらためて線が足りないとこを見つけたり、「おお~っ!そういうことだったのか!」と新たな発見があったりと、マルセイユタロットの奥深さをますます実感する日々でもあります。
でも、自分で描いた絵の仕上げなので、なかなか順調なペースで進んでいて、この調子なら、なんとか夏くらいには印刷したものを皆さんにお届けできるのでは???という感じになってきました。私も早く完成したカードを使いたくてわくわくしてます(o^-^o)。
2013年5月31日 (金)
今、タロットのほうは、小アルカナのカップの9まで彩色が終わったところです。ようやく残り半分を過ぎ、ゴールが見えてきたって感じです。大アルカナはやっぱり人物の描写で時間がかかるカードもあってちょびちょびと進行してたんですが、小アルカナに入ってからはかなりスピードアップしてきました。それというのも、絵自体は細かいんですが、人があまり登場しないので「顔が気に入らない・・・」などの理由での描き直しがないからですね。それと細かい作業を楽にするために、また新たに細~い筆も調達したお陰というのもあります。
その細~い筆とは、こちら。
カードのサイズが、80ミリ×43ミリなので、それと比較するとだいたい感じがわかるでしょうか?
このカードは、今朝描き上げたばかりの、「カップの9」ですね。まだ、乾かしてる途中なので、パネルの上にマスキングテープで貼ったままの状態です。
前に使ってた筆と比較すると、こんな感じ。
右の2本が前に購入したので、左の2本が新しく購入したものです。筆だけ見るとその細さがあんまりわかんないかなと思い、普通のシャーペンを左に置いて写してみました。これが、細かいとこをびしっと塗るのにいいんです。
これ、池袋のハンズで買ったんですが、すっごく使いやすいんですよ!日本製の筆で、「Hokusai」というシリーズのものですが、ハンズでも他の店にはなくて、ずいぶん品揃えが店によって違うんだそうです。昔は渋谷のハンズもいろいろ置いてあったような気がしますが、今はクリエーターの街は渋谷から池袋にうつったのかもしれません。この筆のいいとこは、筆の先がすっごく細いのにちゃんと腰があってくにゃっとしないでぴしっと塗れるとこですね。・・・なんか「くにゃっと」とか「ぴしっと」とか、絵を描かない人にはなんのこっちゃかもしれないんですが、とにかく、そんな感じなんですよ(^^)。・・・で、この筆のお陰で作業がぐんと楽になりました。
・・・カードの制作はなんか「早く完成させて使いたいっ!」という気持ちにせかされて、けっこうハイペースで進んでるので、このまま順調にいけば、6月の末くらいには描き上げられそうかな・・・と思ってます。・・・まっ、その後入校して完成までにはまだ1カ月近くかかるでしょうが、なんとか夏くらいにはみなさんにお届けできたらいいな~と思って頑張ってます。
2013年6月 9日 (日)
さて、タロット作りのほうも、もうずいぶん進み、今日は小アルカナの剣の王と女王を仕上げました。
せっかくなので、制作途中の様子をお見せすると、こんな感じ。
色はいつも薄い色や目立たない色から塗っていくので、ちょっとさびしい感じもしますね。
これが、全部塗り終わると、だいぶ感じが変わります。
出来上ったのがこちら。
ずいぶん華やかになりました。
こちらの王と女王はずいぶん顔を描き直し、やっと気に入った感じに仕上がったんですよね。なかなかいい出来だと思うんですが、どうでしょうか?
ところで、この小アルカナの4つのスート。普通、杖(ワンド)、聖杯(カップ)、剣(ソード)、貨幣(コイン、ペンタクル)などと分類されることが多いんですが、古いマルセイユのカードでは、それぞれ、戦い、馬車、馬、ドニエ硬貨、と表記されていて、興味深いんですよ。特に、聖杯と剣が馬車と馬と書かれているのは面白く、タロットの会でもその話題でいろいろ話がふくらみました。私の作るカードもこの古い表記にならって作ろうと思ってます。
カード作りもあと残り16枚となり、この調子だと今月の終わりにはなんとか完成できるかな~と、私も楽しみになってきました。次のブログでは、完成の報告ができるかな???では、お楽しみに。
2013年6月21日 (金)
ついに!今日、長かったタロット作りが終了ですヽ(´▽`)/。
最後のカードがこちら。
コインの従者ですね。
予定では、今日、コインの騎士と従者のペン入れをして、明日彩色かな~と思ってたんですが、午前中のペン入れが予想以上にスイスイ進んで、旦那に線画をスキャンしてもらえたので、昼前にはもう彩色に取りかかれたんですね。
で、いろいろ修正などしつつも、ようやく完成となりました。
いや~、去年の暮に描こうと思い立って、1月からスタートしたタロット作りですが、毎日、毎日、朝から夕方まで、びっちり机に向かっての作業の連続でしたが、ついに完成です。
じつは、78枚のカードのうち74枚は、もう印刷屋さんでデータ作りなどの作業に取り掛かっていただいてるので、手元にないんです。3日前に預けてきたんですが、そのときはなんていうかわが子を旅に出したような感じで、感無量でした。帰りの電車の中で、これまで、漫研で先輩たちにペン画の描き方を教えてもらったことや、漫画家への道みたいな本で勉強したことや、同人誌を作った時のこと、専門学校できちんと作品を仕上げる方法を習ったりしたことなど、あれやこれやいろんなこれまでやってきたことが浮かんできて、「あ~すべてが今につながってるんだな~」なんてしみじみ・・・。
残りの4枚が描き上がったので、これを月曜日にもう一度印刷屋さんに持って行き、あとは印刷が仕上がるのを待つだけです。順調にいけば、7月下旬には販売できるようになると思います。楽しみに待っていてくださってる方にも早く届けたいし、なんといっても、早く自分でもこのカードを使いたいっ!って気分でいっぱいです (゚▽゚*)。
それにしても、主婦が創作活動するのには、家族の協力も必要でしたし、タロットの会を受講してくださった方々のお金もこのタロット作りのために使わせていただいたり・・・とほんとにたくさんの方に支えられての毎日でした。そして、タロットの人たちもずいぶん応援してくれてたようですし・・・。そうそう、私がずっとタロット作りをしてた三男の勉強机の下には、三男が言うには妖精さんがいたそうですよ。ちょっと太ったちっちゃい妖精さんだったらしく、なんか私にお似合いかな(*^-^)なんて思っちゃいました。
まっ、とにかく、今日・明日くらいは今までの分た~っぷり寝よう!と思ってます(^^)が、とりあえずこの場を借りて、皆さんほんとうにありがとうございましたm(_ _)m。
2013年6月26日 (水)
先日、印刷屋さんに行ってきたという話は書きましたが、今日、いよいよ校正紙が届いたんですね。大きな紙と聞いてたので、どんな状態で送られてくるのかと思ってたら、
なんと!こんな筒に入った状態で届きました。そりゃあ、平らなままじゃかさばりますよね、なるほど~と感心した次第です。
それで、さっそく開封してみると・・・・・。
おお~っっ!圧巻です。
ずら~っっと、私の描いたタロット達が並んでいます。
裏は全部共通ですが、それもずら~っと並んでて、「なんか、かわいいっ(゚m゚*)」って感じです。
原画はもう手元に返ってきてますが、だだ~っとひろげたりはせず大事にしまいこんでるし、そっちは四隅に目安の印が入ってるだけなので、こうしてちゃんと角が丸くカードの形になってると、「おお~っ、売り物みたい(^^)」なんて感動ですね。まっ、もうすぐほんとに売り物になるわけなんですけど・・・。
左側には箱の展開図があるんですが、ちょっとわかりにくいので、拡大してみると・・・。
こんな感じですね。
ただ、これには裏に指をかけるくり抜きがないんですが、少し絵を小さくしてもらって、指かけのくり抜きを入れてもらうことにしました。
なんか、こうして見ると、りっぱにマルセイユ・タロットの仲間入りをした感じがしてきます。
これでいよいよ印刷がスタートなので、ほんとに完成も間近になってきました。子供たちにも先日見本の箱を見せたりしましたが、第一声は「ちっちゃっ!」でした。ちっちゃくてきれいなマルセイユ・タロットにしたいっていうのがコンセプトでしたからね。大満足の仕上がりです。完成品は工場まで、自分で車で取りに行くことになってますが、あともう少しワクワクしながら待ちましょう!
2013年7月 6日 (土)
タロットカード販売開始です(^O^)/
いよいよタロットカードが手元に届き、販売開始となりました。
完成した、「mamanmiyukiタロット」はこちら。
今までも、原画の写真は紹介してましたが、いよいよほんとにカードになって登場です。
イメージしてた通りの出来上りで、とってもうれしい!!!
感無量です。
裏の模様もイメージに合う紙をあれこれ探して、結局、和紙の紅梅の色の紙を使ったんですが、これもいい感じに仕上がりました。私のイメージ的には、赤っぽいレンガ色の扉みたいにしたかったんですよね。
箱はこんな感じ。
右が表、14の節制のカードを使いました。
左が裏ですね。マルセイユ・タロットの伝統に習って「mamanmiyuki」の名前が入れてあります。
ほんとに売り物になりましたね~。
小アルカナの人たちもずらりと勢ぞろい。
こうして眺めると圧巻ですね。
どのカードを見ても、今までテキストを作ったり絵を描いたりした時のことが、次々と浮かんできます。
顔の表情もとてもいい感じ。
私1人の力では、とてもここまで描けなかったと思うのですが、タロットの人たちに「こんな顔にしてね」と手伝ってもらって手が勝手に動いて仕上げていったような感覚でしたね。
特に気に入ったのは剣の女王です。
きりっとした美しさが出たんじゃないかな~と思ってます。
このデッキですが、経費節約のため、カードを並べて箱に入れるのは、1個1個、私の手作業なんですね。もちろん、検品も兼ねてますが・・・。
なので、最初に車で引き取ってきて、広げた時は、こ~んな状態でした。
1,000セット分なので、小さめの段ボールで13箱くらいありました。とりあえず寝室にどわ~っと置いて、開封したところですね。
それを1種類ずつ出していって、順番に並べていくだけでもかなりの時間がかかりました。で、とにかくせっせ、せっせと組んでいって、箱に入れ、まずは自分の分と旦那の分、それと見本用のを作り、そのあとは、商品にする分を詰めていきました。とりあえず40セットくらいは出来ましたが、1,000個の道のりは果てしない・・・( ̄ω ̄;)。
まっ、ぼちぼちやってるうちに、いつか終わるでしょう。
販売価格は、1セット3,000円(税込)です。
手作りのミニ解説書がついてます。
私はさっそく昨日の夜、枕の下に置いて一緒に寝ましたが、いろいろ忙しくて、まだ実際にこのカードで占うとこまではいってません。昨日は、寝るときに、ピエール・マドニエ版のマルセイユ・タロットに「今までありがとう」と挨拶をし、その後、クロスで包んでポーチに入れたりと準備はOKなんですけど・・・。
そうそう、大きさはこんな感じです。
掌にすっぽり入るミニサイズにしたかったんです。
だから、ポーチの中にも78枚全部余裕を持って入ります。
大きさがイメージしやすいようにシャーペンと一緒に並べてみました。このサイズなら、小さいテーブルの喫茶店でもささっと並べられるし、バッグに入れてもかさばらないですから、いつでも一緒にどこへでも行けて、とってもうれしいです。
これからこのタロット達とどんな毎日が始まるでしょうか???
2013年7月12日 (金)
・・・昨日、今日は、また結構長い時間、机に向かってました。・・・というのは、タロット・カードのミニ解説書作りをしてたんですよね。それが、腕が筋肉痛なせいで細いツルツルしたペンだと文字が書きにくくて「う~ん、困った」と思ってたんですが、ふと思い立ち、指サックをはめて書いてみたら、これが大成功。すっごく書きやすくなって力を入れずにスイスイ書けるんですよね~。よく、シャーペンとかで滑り止め付きのがありますが、まさしくそれと同じような書き心地。これはオススメですよ。これならどんなペンでもOKですからね。
その指サックとは、こんな感じ。
100円ショップに売ってました。
指サックは、カードの箱詰め用にと買ったものだったんですが、これが普通の指サックとちょっと違って、先が空いてて指輪みたいな形で蒸れないようになってるので、とっても快適なんですよ。今までの指サックだと、長い間使ってたら汗で指がふやけちゃったりしましたが、そんな心配がいらないんですからね。
・・・とまぁ、そんなわけで、この指サックを使って、ちっちゃ~い字をこまこまと書いて仕上げてったわけで・・・。今頃解説書作りというのは、とにかく今までカードを作るので精いっぱいだったので、最初は解説書はありませんってことにしてたんですね。でも、「解説書ないんですか?」というご意見もあって、やっぱりあったほうがいいかな・・・ということで、急きょ、作ったわけです。
出来上ったミニ解説書はこんな感じのじゃばら折り仕立てになってます。タロットの会でお渡ししてるテキストの内容をぎゅぎゅっと圧縮して簡潔なものになってます。ちっちゃいけど、ちゃんとカードの挿絵も原画から白黒でコピーして入れました。で、これがなかなかいい出来で(^^)。カードを購入された方にはもれなくついてます。タロット・カードは初めてで・・・という方でもとりあえず占ってみれる感じになってますので是非活用してください。最初の頃に購入された方にも、随時お渡ししますので、よろしくお願いします。
2013年7月20日 (土)
・・・タロットのほうは、納品当日からしばらくは寝室に設置したちゃぶ台や勉強机のうえでバタバタと検品・セット・パック詰めまでやっていたので、細心の注意を払っていたつもりだったのに、やはりミスが出てしまいました。関係された方には深くお詫び申し上げます・・・m(_ _)m。
・・・で、現在は、もっとやりやすくならないかと試行錯誤の結果、こんなものを作り、かなり効率もアップ、間違いも防げるようになったと思っています。
それが、こちら。
いったい、これは、何・・・???という感じですが、何かというと、100円ショップで手に入れた、「お道具箱」ですね。
A4サイズのものが8個も。全部同じ色じゃないのは在庫がなかったからなんですが、それは端数のものを入れることにしたので、わかりやすくてちょうど良かったかもと思ってます。
使い方はこんな感じ。
中に段ボールや厚紙を使って仕切りを作って、まるでお菓子の箱みたいになってます。
で、そこに、カードが10種類ずつぴちぴちと整列しています。
これを、今からカードのセットをしようという時に出してずら~っと並べて、ちまちまと作業していくわけですね。
これがずらっと8個並ぶと、なかなか圧巻です。
これだと使うときは出しやすく、しまうとほこりや汚れも防げるってことで、「なかなかいい出来だぞ
(゚m゚*)」と妙に1人満足感に浸ったり・・・(^^)。
さて、タロットの会のほうは、先日、販売開始後、初の会があり都内に出かけてきました。参加されてた方にもカードをお渡しし、あれこれと話も弾みましたが、参加者の方からはこれまでずっといろんな話を聞いてきてるので、初対面って気がしなくて、見るだけでぐっと入りこんじゃうっていう感想でした。明日もまた日曜のタロットの会の予定が入ってますので、また、とっても楽しみです。
ところで、このブログを見ていただいてる方にも購入していただき、まだお会いしたことはないんですが、今回のカード発売をきっかけにあれこれ交流させていただいています。制作中から楽しみにしてくださっていたということで、このブログやタロットが新しい輪を作ってくれてる感じがして、とてもうれしく思っています。サイトの中では、他のメジャーなタロットのデッキと並んで紹介してくださっていて、なんだか恐縮してしまうような・・・。考星塾のホームページよりずっと詳しく画像入りで紹介してくださっていて、なんだか掲載許可というより、お礼を言わなくちゃっていうような状況になってます(o^-^o)。
ちなみに、その紹介ページはこちらです。
http://karasuya.fool.jp/original/tarot/deck_u5.html
ただ、ここからとぶと、サイト全体が見られないので、サイトのアドレスだとこちら。http://karasuya.fool.jp/original/tarot/tarot_top.html
私のタロットだけでなく、他のタロットについても、とっても詳しく紹介されていて、タロットファンならとても読み応えのあるサイトだと思いますので、是非一度覗いてみては・・・と思いますよ。
さてでは、夏休み、梅ジャムのジュースやブラックベリーのソースでバリバリ元気に乗り切りたいと思いま~すヽ(´▽`)/。
2013年7月23日 (火)
タロットの発売開始からしばらくたち、まだまだ全部をセットし終わるとこまではいってないんですが、うちうちでは、「シールを作ろう」とか「キーホルダー作ったら、絶対かわいいよ」などと、あれこれグッズ作りの夢も膨らんで・・・(*゚▽゚)ノ。
そんなわけで、ちょっと試しに、キーホルダーを作ってみました。
それが、こちら。かわいいでしょ。
とりあえず・・・のものなので、100円ショップで売られてたフォトキーホルダーっていうのを使ってみました。
裏も透けてるので、写真は撮ってませんがそっちもカードの裏の模様にしてあります。
これを先日のタロットの会のお土産として持って行き、「好きなのを1つどーぞ」ってことにしたら、「わ~♡かわいいっ!」と好評でした。いろんなカードのを作っていったんですが、1番人気は「女帝」でしたね。そして意外と人気だったのが「剣の女王」。それらは渡しちゃったので、今はないんですが・・・(作ろうと思ったらすぐできるんですけど)。
ほんとに商品として売るには、100円ショップのは、はめ込む枠にバリがあってカッターで削らないと入らなかったり、表面にキズやシミがあったりするのでちょっとね・・・という感じですが、これはお楽しみのものってことで。商品化するなら、やっぱり「ハメパチ」とかのちゃんとしたフレームを仕入れないとなぁと思ってますが、サイズ的にいろいろ、全くおんなじものがなく、大きすぎたり小さすぎたり、縦長だったり横が広かったり・・・で、どれにしようかな~と迷うところです。
とりあえず、制作日記はここまでとさせていただきます。
この後も、タロットを購入してくださった方が海外のサイトで紹介してくださったり、そうしたら突然英語のメールが海外から来てしまってオロオロしたり・・・と、日々新しい出会いがいっぱいの毎日です。
それらの内容については、mamanmiyukiのブログ「mamanmiyuki's diary」で今後もご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。